ご存知の通り、沖縄には外人住宅があります。
外人住宅と聞くと、私は2種類の外人住宅が浮かびます。
1つが現役の軍人やその家族に賃貸している外人住宅。
シャッター付きの車庫のある、新しめの住宅と言えばいいでしょうか。
現役の軍人に賃貸しているので、家賃相場は20〜40万円の外人向け住宅です。
もう1つが1950年代から70年代に建設された外人住宅。
戦後米軍統治下時代に建てられた外人住宅です。
特徴としてはコンクリート製の平屋建てで、四角いシンプルな造りの庭付き一戸建てです。
こちらも同じく、当時の軍属向けに賃貸されていた住宅です。
今回は、後者の外人住宅による民泊について、記事を起こしました。
今も根強い人気の外人住宅

先述の通り、戦後米軍統治下時代に建てられた住宅です。
当時の軍人やその家族が住むための住宅が基地内だけでは足りなくなり、基地周辺に建設されました。
それが現在も県内各所に点在しています。
レトロな住宅の造りのため、人気があります。
カフェや雑貨の店舗としての需要も高くいです。
また、移住者からも人気があるため、50年以上の築古でも家賃はなかなか落ちません。
民泊利用としても人気

もちろん、民泊施設としても人気は高いです。
当時の外人住宅で民泊をすると、レトロでお洒落な雰囲気の宿泊施設になります。
私も外人住宅の民泊経営に憧れている1人で、いつか運営したい建物です。
沖縄の賃貸サイトで外人住宅は掲載されていますが、数はそう多くはありません。
さらに、民泊利用を許可している物件を探すとなると、さらにハードルは高くなります。
ですので、民泊利用可能な外人住宅を見つけた時は、ラッキーだと思ってください。
過去に見つけた民泊可能な外人住宅
約3か月前に1度、民泊可能な外人住宅を発見したことがあります。
場所は沖縄県うるま市石川。
石川には海岸沿いに、外人住宅が集中しているエリアがあります。
住居としてはもちろん、カフェや雑貨屋として利用している外人住宅が並んでいます。
外人住宅の民泊施設も、僅かながらありました。
そこで一件、貸し看板が立っている外人住宅を発見。
見た感じだと、3LDKはありそうな庭付きの比較的大きい平屋です。
ダメ元で問い合わせをしてみると、なんと民泊利用可能という回答でした。
家賃は12万円。民泊利用の場合は10%追加の13.2万円になるとのことでした。
残念ながら見送る判断。
民泊利用OKな外人住宅を発見した私は、テンションも上がったのですが、結果的に見送る判断をしました。
こまめな修繕が予想される
こちらの外人住宅、もちろん築古です。50年以上は確実だと思われます。
同時期に建てられたと思われる、全く同じ造りの外人住宅がこのエリアには集中しています。
隣が雑貨屋さんだったため、さりげなく建物事情を聞いてみました。
“ここの外人住宅は、本当に好きじゃないと付き合えない。修繕を要する箇所がこまめに出てくる”とのことでした。
残念ながら、私には石川まで出向いて、こまめな修繕に向き合う覚悟はできませんでした。
家賃13.2万円ではコロナを乗り切れないと判断
あと、見送る判断に至ったもう1つの理由が家賃でした。
家賃13.2万円は外人住宅だと相場かもしれません。
しかし、このコロナ禍の中、13.2万円の家賃ではもちろん採算は取れません。
夏以外は結構な赤字経営になると予想しました。
残念ながら、私の資金面では体力が持たないと判断しました。
総括

私の父方の実家は外人住宅で、行く度に素敵な建物だなと思います。
私も外人住宅好きの1人で、いつか外人住宅の民泊運営をしたい気持ちに変わりはありません。
今後のコロナの情勢も見つつ、私が求める条件に合う外人住宅に巡り合った時は、再度前向きに考えたいです。