これまでの記事にもあるように。
始めのうちは、家賃ができるだけ低い賃貸物件で民泊することをお勧めしています。
しかし、家賃が低ければ低いほど、築年数は古くなっていきます。
築年数が経過するにつれて、シロアリ被害の確率も高いです。
残念ながら、私がオーナーを務める築古物件の民泊は梅雨時期になると、羽アリが室内に発生します。
同じトラブルに遭わないためにも、今回の記事をご覧下さい。
沖縄はシロアリが発生しやすい地域
シロアリは、湿度が高い場所を好むとされています。
1年中暖かく湿度が高い沖縄は、シロアリが好む環境です。
特に、湿気が多い土地の上に建つ家は、湿気が溜まりやすくなりシロアリが発生しやすいと言われています。
謎のハネ事件

2019年の5月下旬、韓国人のゲストから連絡がありました。
“虫の羽?が大量に落ちています。何の虫かな?虫の胴体は確認でません”
というメッセージをとともに写真が送られてきました。
彼らがチェックインする数時間前まで、私はその民泊施設を清掃していました。
特に普段と変わらず、綺麗に清掃を終えた数時間後のことです。
駆けつけてみるとメールの通り、虫の羽と思われる小さい羽が大量に落ちていました。
羽が落ちている割には胴体が見当たらない。気味悪い現象でした笑。
その晩は無料で宿泊してもらい、翌朝に全額返金して、他の宿泊施設に宿泊してもらいました。
原因は羽アリ。駆除工事は断念。
シロアリ駆除の業者に見てもらったところ、原因は羽アリでした。
建物構造の問題で駆除工事をしても、100%の根絶はできないとのことでした。
この民泊物件の1階部分は飲食店になっており、工事内容によっては飲食店の営業にまで支障が及ぶと。
羽アリにもいくつか種類があり、発見された羽アリはシロアリの一種ではあるが、侵食ペースは遅いと。
駆除工事をするほど、恐れるシロアリではないとのことでした。
アリが出没する穴を見つけたら、駆除スプレーを施すようアドバイスされました。
シロアリや羽アリの生命力は弱く、駆除剤に触れるとアリはすぐ息途絶えるそうです。
お勧めされた駆除スプレーがこちら。業務用です。

発生時期は5月下旬〜6月中旬。

コロナウィルスの影響で今年はGW以降、空室が続いていました。
換気も兼ねて、約20日振りにその民泊に行きました。
羽アリ発生しているだろうなと、心構えはできています。
予想していた通り、羽アリは発生していました。
この羽アリ問題には何年も向き合っているので、やっぱりなという感じです。
来年から、この時期の営業は控えようかと考えています。
*梅雨時期以外の発生はありません。
契約前にシロアリや羽アリの被害がないか、事前確認しましょう

シロアリや羽アリの被害は厄介です。
特に羽アリは羽を落として、目立つ形で室内に痕跡を残します。
いくら掃除をしても、何処からか湧いて現れます。そして、羽を落としていく。
終わりのない繰り返しです。
築古物件を賃貸して民泊開業される場合は、シロアリや羽アリによる被害はないか事前に確認しましょう。