実は3日前。民泊開業以降、最大の物損被害に遭ってしまいました。
“頭を悩ませる破損は滅多に起きない。起きても2年に1度くらい”
過去の投稿した記事で、そのように書いたことがあります。
その、恐れていた“2年に1度”が先日、起きてしまいました。
不意な破損であれば、ホストとして我慢できるものです。
しかし残念ながら、今回はマナーの悪いゲストによる破損でした。
開業以降、最大の物損被害。
今回の記事を読むことで、下記2点を学ぶことができます。
- 史上最悪レベルの物損被害現場
- 泣き寝入りすることなく、ゲストから代金を回収するためには。
ゲストは米兵4人

今回、破損を起こしてしまったゲストは米兵4人でした。
これまで、多くのゲストを迎え入れてきました。
たくさんのゲストを迎え入れていると、チェックイン前のメールのやり取りで、客質の悪いゲストは勘が働くようになります。
しかし、今回のゲスト。チェックイン前のメールのやり取りでは、そういう悪い印象はありませんでした。
ベッドフレームは破壊。大量の酒瓶。鍵は未返却。Fire TV Stickも無くなる。
彼らのチェックアウト後。清掃で現場に着いた時、タバコがポイ捨てされているのを見て、悪い予感がしました。
その予感は的中します。
玄関ドア横に設置している、キーボックス。チェックアウト時はそのキーボックスに、鍵の返却をお願いしているが、鍵は未返却。
持っているマスターキーで鍵を開けると、家具の配置は滅茶苦茶に。
ブランデーやウィスキーボトルが室内に散乱。
食べかけの弁当箱もそのまま。
ゴミの分別はもちろん、されていません。生ゴミ、ペットボトル、酒瓶が一緒に捨てられています。
パーティーをしたのでしょう。ケーキのチョコレートも床に飛び散っています。
NetflixやYoutubeを見るための、Fire TV Stickのケーブルも無くなっています。
とどめとなったのは、無残にも破壊されたベッドフレーム。
意図的に壊してはいないと思うが、室内の荒れ模様からして、羽目を外した事がきっかけで発生しています。
名前が印字されたクレジットカード明細。証拠として押収。
これだけ、室内を荒らしておきながら、報告は一切ありませんでした。
弁償せずに逃げる可能性もあります。
普段ならゴミとして捨てている、レシートやクレジットカード明細も今回は保管しました。
クレジットカード明細には、カード所有者の名前も印字されているので、有効に働くであろうと考えました。
弁償金を回収。予約者は現場の状況を知らなかった⁉︎

破壊されたベッドフレームの破棄や清掃。原状回復に時間がかかりました。
翌日、メッセージを送りました。
幸いにも予約者から返信があり、反省している様子。
鍵は間違えて持って帰ってしまったようでした。
ベッドフレームとFire TV Stickの弁償を快諾。
メールを送った翌日、鍵を返却してもらうため、待ち合わせ。
鍵も返してもらい、弁償金も回収しました。
彼らの予約は2泊でした。予約者の彼から話を聞くと、代表者である彼は1泊だけして帰宅したそう。
2泊目は彼以外の3名が利用していたそうで、宿泊後の室内の状況は明確には知らされていなかったそうです。
“追加で清掃代、請求されるかも〜。”くらいでしか、代表者である彼は聞かされていませんでした。
そのため、事の重大さを知って、現場に現れた彼はこわばった様子でした。
事の重大さを正しく英語で伝えること

米兵ゲストによるトラブルが発生した時は、冷静に、正しく英語でコミュニケーションをとってください。
予約時に宿泊人数を偽ったり、宿泊時は羽目を外すこともあります。
しかし、基地内で働く彼ら。
基地の外でトラブルを起こしたら、厳しい罰則を受ける世界でもあります。
そのため、ホスト側は現場の証拠を押さえて、事の重大さを正しく英語で伝えれば、逃げることは考えづらいです。それでも応えてくれない場合は、警察に相談しましょう。
実際、鍵の返却時に会った彼。警察を巻き込むトラブルになる事は御免だから、メールを無視して逃げる事は一切、考えていなかったと言っていました。
今回、民泊経営していく上で、物損や汚損は避けれらない事を改めて、学びました。
この記事を読んで頂いてる皆様も、民泊運営をしていると何かしらのトラブルに直面するでしょう。
今回の記事が冷静に対処できるヒントになれば、嬉しいです。