幸いにも、民泊可能な賃貸物件を押さえたと想定しましょう。
現状貸しの条件だったため、民泊の了承を得た。
そのため、修繕の了承も得ている。
室内の印象を変えるために壁紙、床材も張替えたい。
家具家電、買い揃えて。シーツやカーテン、タオルや調理器具。。
消防設備として義務付けられている消火器や火災報知器。。
保健所より設置が義務付けられている、玄関外に設置する防犯カメラ。。。
ゼロから作り上げると果てしない作業量だけど。。。

諸々の備品費用や設置費用。
一体、開業するまでにいくらかかるの?
本記事の内容
・現状貸しの築古賃貸から民泊完成までの費用を知る。
・細かい備品含めた家具家電の項目と費用。
・消防設備の備品項目と費用。
・壁紙、床材の張り替え。その他含めたリフォーム費用。
物件概要
対象物件は毎度登場でお馴染みのこちら。
- 家賃:5万円
- 間取り:2LDK
- 築:55年(施工当時)
- 備考:1F部分は飲食店。2階建ての2階部分。
リフォーム前と後を見比べ
リフォーム前に担当の業者さんより、頂いたイメージスケッチはこちら。
デッドスペースを生み出している壁の撤去。腐敗した床の修繕。壁紙や床材の張替えを依頼しました。

早速ですが、リフォーム前と後を見比べてみましょう。
できる限り、同アングルの写真を掲載しています。
施工前の様子です。
トイレ前にはデッドスペースを作り出す壁。キッチン横の床は腐敗して、抜けていました。傷んだ畳間も目立ちます。
民泊開業時の写真です。
壁紙、床材も張替え。照明も取り替えています。
施工中の様子です。
トイレ前の壁を撤去して、スペースの有効活用。腐敗した床もコンクリートを流して、修繕。傷んだ畳間はフローリングにリフォーム。
細かい備品含めた家具家電の項目と費用。
次に家具家電や備品項目を細かく、見ていきましょう。
記載されている金額は、実際にかかった費用です。
相場より低い金額も見受けられるかと思います。状態良好であれば、中古品も取り入れました。
セクション毎にまとめています。




それぞれのセクション合わせて、合計576,394円でした。
消防設備の購入項目と費用
次に消防設備の購入項目と費用を見ていきます。
ご注意して頂きたい事。
建物の構造や規模によって、必要とされる消防設備の備品項目や数は異なります。
ここで記載されている内容は、あくまでも参考資料としてご覧ください。

合計金額は、159,632円でした。
消防設備の項目は内容が少し、専門的になっています。
それらがどういう理由で必要になったのか、覚えている限りで説明していきます。
非常誘導灯の設置

こちらの民泊は2階建ての2階部分です。
1階部分の飲食店に非常誘導灯の設置を管轄の消防署より、ご指示頂きました。
誘導灯が15,000円。
誘導灯の設置工事費が40,000円。
玄関外側部分に防犯カメラの設置
玄関外側部分に防犯カメラの設置を、保健所よりご指示頂きました。
万が一、何かトラブルが起きた時の記録用です。
防犯カメラが21,384円。
記録用のSDカードが6,674円
設置するための電気移設工事が31,000円。
火災報知器と消火器の設置
各寝室とリビングルームへ火災報知器の設置。
リビングルームへ消火器の設置を消防署より、ご指示頂きました。
懐中電灯も各寝室に1つずつ用意するように、ご指示頂きました。
特定小規模施設用自動火災報知器3個(寝室×2, リビングルーム×1):30,240円
消火器1つ:3,980円
消火器設置台:772円
懐中電灯2つ:622円
専門業者に依頼することも考える。

本来、消防の設備は内容が深く、専門知識を必要とします。
私の場合、客室が小規模だった事もあって、どうにか自力で設置まで終えました。備品の内容や設置する場所も規定通りに行わないといけません。そのため、消防署の窓口には何度も通いました。
専門業者に依頼する事も選択肢の1つに考えましょう。
リフォーム費用

残念ながら、リフォーム費の詳細は控えておらず、約170万円と記憶しています。
ざっくりとしたリフォーム内容としては下記の通り。
- 排水工事
- 給水工事
- 配線工事
- 壁紙の張替え
- 床材の張替え
- 洗面化粧台の移設
- 腐敗した床の解体と修繕
- デッドスペースを生み出す壁の撤去
まとめ
細かい備品やシーツ類、家具家電にかかった合計金額は576,394円でした。
消防設備にかかった費用と開業費で159,632円でした。
そして、リフォーム費用は約170万円。
物件の構造や規模によって、発生費用は大きく変わりますが、民泊立ち上げ時の参考記事にして頂けると幸いです。